6月5日(金)、神戸三宮映画祭を開催中の神戸市三宮にあるミント神戸で、本広克行監督がメガホンをとった話題作「踊る大宣伝会議、(略)Season2」の制作発表が行われ、本広監督とGACKTらがトークを繰り広げた。
神戸三宮映画祭は、国内の有名監督が自由に制作した「ネスレシアター on YouTube」作品を中心に上映する映画祭。今年は6月5日(金)・6日(土)の2日間にわたって開催される。「踊る大宣伝会議、(略)」は「踊る大捜査線」の本広克行監督が総監督を務めたショートムービーだ。
前作には蓮佛美沙子、山田裕貴、升毅らが出演、広告業界の制作現場を生々しく描いて話題を呼んだ。文字を多用し、スピーディーに展開するストーリーは「ネスレシアター on YouTube」でも人気を集めた。
今回はネスレ日本・高岡浩三代表取締役社長兼CEOが制作を発表。さらに本広監督がGACKTとトークセッションを行った。高岡社長は「非常に反響が大きかった」と前作を振り返り「実は本広監督とGACKTさんを引き合わせたのは私」と打ち明けた。
「マーケッターとして、GACKTさんと仕事の相談をする中で新しいことをしたいと、内容が決まらないうちから出演をオファーした。これは異例のことです。この2人だから、きっとすごい作品ができる」と期待を寄せる。
また、本広監督は「現場で働く人をフィーチャーしたい。人を描いて感情移入できる作品を目指す。通常のドラマでできないことをやりたいんです。広告代理店の舞台裏は世界共通。いろいろな国の人が見ることを意識して作ります」と意欲的だ。
GACKTは現在の気持ちを「とてもワクワクしている。絶対におもしろい作品になることはわかっているから。どんな風に仕上がるか、見る側としても楽しみ」と出演への意気込みを語った。さらにYouTubeでの配信について「世界中の人が見ることができる。まだ足踏みしている人が多いと思うが、こちらに力を入れなければ世界に発信できない。これが一つのきっかけになれば」と期待を寄せ、「僕が関わることによって一層おもしろいものになると約束します。楽しみにしてください」とファンへのメッセージを語った。
「踊る大宣伝会議、(略)Season2」は9月ごろの公開予定。どんな作品に仕上がるか、今から待ち遠しい。【関西ウォーカー】