NYの街中を走るタクシーが日本でもサービス開始

東京ウォーカー(全国版)

アメリカ・ニューヨーク市の次世代イエローキャブに採用され、すでに約700台がサービスを開始している日産自動車の「NV200 タクシー」が、6月8日(月)から日本国内でもサービスを始めた。

同タクシーは、従来のセダン型とは大きく異なる、ワゴンタイプの車両が特徴。既発売の商用車「NV200 バネット」をベースに開発されており、広々とした室内空間と荷物スペースを確保。

スライドステップ付きの大きな自動ドアが、一段とスムーズな乗降を可能にし、新設計のシートとサスペンションの最適化により、従来のタクシー並みの乗り心地を実現したという。

各社のカラーリングを施した35台のタクシーが並んだ出発式には、初期導入したタクシー会社46社の関係者が参加。

星野朝子・日産自動車専務役員は「海外から日本を訪れる人は年々増えており、2020年の東京オリンピック開催時には、世界中から多くの選手・観覧客の来日が予想される。『NV200 タクシー』は、大きなスーツケースを抱えた人にも対応できるうえ、広々とした室内空間により、利用者全ての人に最高のおもてなしをご提供できる」と挨拶の言葉を述べた。

タクシー会社を代表して、川鍋一朗・日本交通社長は、「日産自動車と3年かけて、このタクシーを開発した。観光される人はもちろん、高齢者や車椅子の利用者にも対応している。日本のタクシーは伝統的にセダンタイプなので、今後、ワゴン型のタクシーが受け入れられるよう努力したい」と意気込みを語った。

従来のタクシーに比べ、快適さを増した広い後部座席を一度体験してほしい。【東京ウォーカー】

注目情報