都営新宿線・船堀駅にある、金魚に特化したアンテナショップが地元で人気だ。金魚情報誌「月刊・金魚道」編集人&発行人の大野成実さんが営むギャラリーでは、金魚ファンの声にこたえ生体や飼育用品、グッズなどをそろえている。
江戸川区の船堀エリアは、明治~昭和初期に金魚の産地として栄え、いまなお金魚の養殖場が残る。昔からゆかりのある金魚の育て方を始め、金魚の産地として栄えた江戸川区の歴史などを大野さんが親切に紹介してくれる。
「今の店は、堀口養魚場の敷地の一部にあります。養魚場の先代、堀口篤次さんが築いた江戸川金魚の奥深さを皆さんに伝えていきたいですね」(大野さん)
店内には、色鮮やかな陶器や木彫りの置物など、金魚関連のさまざまなグッズが並ぶ。なかでも一度体験してほしいのが、夏のお祭りなどで見かける金魚すくいだ。1回300円で、土日祝を中心に不定期で開催中。大人は当時を懐かしみながら、子供は初体験の喜びを爆発させながら思い思いに楽しんでいるので、ぜひチャレンジしてみたい。
ギャラリーを訪れて、昔からの伝統を受け継ぐ金魚文化発信の地・船堀の魅力に触れてみては?【東京ウォーカー】