戦後直後、銀座の名店から暖簾分けした老舗製菓店の直売店「アルパイン洋菓子店 東京工場」では、工場直売ならではのお得なスイーツが購入できる。
創業当時は赤坂に出店していたが、1989年に浮間舟渡に移転し、以来この街で営業を続けている。主に製造・卸に力を入れており、有名デパートや高級紅茶専門店などへオリジナル洋菓子を卸ろす。
直営店で扱うのは売れ筋のオススメ品だが、目玉はなんといってもレア商品の「規格外」シリーズだ。工場ならではの規格外パックは、見た目が少し傷ついただけで味は正規品と同じものが激安で販売される。
人気の規格外スコーンは8個入り540円と、1個70円を切る安さだけあって、あっという間に売り切れてしまう。プレーン、紅茶、レーズン、メープルがランダムに入っており、控え目な甘さで、ティータイムにピッタリだ。
規格外に出会えるチャンスはどれくらいあるのか店長の谷剛正さんに聞いたところ、「そんなに多くはなく、1か月に1~3回ほどです。規格外のほかもおいしいお菓子を揃えているので、買い物がてらちょくちょく見に来てください」とのこと。
定期的な購入はもちろん、近くを通りかかったときに目玉商品を探してみるのも、この店の楽しみ方のひとつだ。【東京ウォーカー】