古い町並みが残るエリアとして知られる博多区・店屋町。この一角に、日本家屋をリノベーションした店が登場した。外観は風情あふれる落ち着いたたたずまいだが、店内は一転して、まるで新築家屋のような空間が広がっている。中は3フロアに分かれており、1階は大きなカウンターを配した居酒屋。2階はテーブル席のカフェスペースに、広々としたカウンター席、そして座敷の個室がしつらえてある。3階は天井まで吹き抜けになっていて、宴会はもちろん、会議や個展なども開ける多目的スペースになっている。
店の看板メニューは、福岡ではまだ珍しい仙台名物の牛タンが味わえる「牛タン焼帝食」。本場同様、麦飯、とろろ、テールスープが付いて、昼は850円、夜は1480円から用意する。牛タン焼帝食など10種の「帝食」のほかにも、20種の単品料理がそろい、なかでも、1人ではとても食べきれない特大伊勢エビを使ったエビフライは話題性抜群だ。
1階は昼夜問わず営業しているが、2階、3階は夜のみの営業で、2階カフェでは、コーヒーなどのドリンクを注文することかできる。深夜3時まで営業しているので、夜お茶できる店としても重宝しそうだ。古民家風の建物にモダンな内観、居酒屋&カフェのスタイル、昼と夜と、各フロア、スペースでいろいろな使い方が楽しめるスポットの誕生だ。
【九州ウォーカー/大野有加】