川のせせらぎと緑あふれる船堀の涼スポット巡り

東京ウォーカー

船堀は、「旧江戸川」と「中川」、そして「新川」に囲まれた“緑と水辺の街”。涼を求めるのにぴったりな水辺スポットを、風に誘われるままに歩いてみたい。

全長3kmにわたる新川の流れ。交通量が少ないのでサイクリングに最適


船堀駅の南に伸びる「新川」は江戸時代、隣の千葉県市川市にあった行徳塩田の塩を江戸市中に運ぶ「塩の道」、そして物資を運ぶ水路として利用されていた。その当時の川沿いは、酒屋や料理屋などが並びにぎわっていたという。現在は「新川千本桜計画」が進み、江戸情緒あふれるサクラの名所として、絶好の散策コースになっている。

江戸川区に多く見られる「親水公園」巡りもおすすめ。「一之江境川親水公園」は、かつて「東一之江」と「西一之江」の境に川が流れていたことに名が由来している。新中川の自然水を放水しており、魚や昆虫、水生植物などが生息しやすい環境が守られている。

国際的な評価も高い「古川親水公園」


古川親水公園は、急速な都市化でドブとなった川を、清流として甦らせようと、1973年、国内第1号の親水公園として誕生。その試みは、全日本建設技術協会賞を受賞したほか、国連人間環境会議でも紹介されるなど、国際的な評価も高く、全国で誕生する親水公園のモデルケースとなった。

歩くもよし、サイクリングもよし。水遊びもよし、川釣りもよし。いろんな「水辺の楽しみ方」を試したくなる魅惑のエリアだ。【東京ウォーカー】

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