旭川家具の新作集結!クリエイティブな展示会開催

北海道ウォーカー

品質とデザイン性の高さに定評のある旭川家具。その新作発表会として行われてきた「旭川家具産地展」が、61回目を迎える2015年、名前も新たに「ASAHIKAWA DESIGN WEEK」として開催。業界関係者だけでなく、一般参加者も対象にして、旭川の家具木工産業を世界に広めるイベントとして生まれ変わった。

6月24日から6月28日(日)まで、メイン会場の旭川家具センター他、周辺地域の会場では、アルフレックスやカンディハウス、匠工芸、コサインなど40社を超える家具メーカーの新作家具や木工クラフト、小物家具が登場。展示やイベントを通じて、魅力を紹介する。

品質とデザイン性の高さに定評のある旭川家具。本展では40社を超える家具メーカーの新作家具がそろう(写真はカンディハウス)


期間中のイベントの中で注目は、まず、世界的に活躍する旭川出身の建築家・藤本壮介さんと「ここの木の家具・北海道プロジェクト」によるインスタレーション「ASAHIKAWA forest」。“記憶の中にある旭川の森の風景を会場内に再構築したい”という藤本さんの思いを表現すべく、会場の旭川家具センターでは、天井から吊り下げた無数の木々の間を巡りながら、旭川家具の魅力を再発見できる展示を行う。

また、旭川駅にあるステーションギャラリーでは、「イタリアンデザイン-原型をつくる」展を開催。世界的な椅子研究家の織田憲嗣(おだのりつぐ)さんのコレクションから、デザインジャーナリストの土田貴宏さんがイタリアをテーマにキュレーションした展示を公開する。ここでは、1950年代から1980年代の椅子など約50点のプロダクトから、デザインの国イタリアの美しい足跡が見られる。

近現代におけるすぐれたデザインプロダクツを集めた「織田コレクション」からイタリアをテーマにキュレーションした展示を紹介


6月27日(土)・28日(日)、旭川家具センターでは、新作を中心に展示しているブースを、同センター専任のインテリアコーディネーターの説明を聞きながら巡るミニツアーを実施(要予約)。その他、地元食材を使った和と洋のお弁当「BENTO」(1000円・各日100食限定)の販売や、旭川家具を配したカフェも登場するので、ぜひ休憩に利用してほしい。

職人の巧みな技術と美しいデザインで長く愛される旭川家具。この機会に見て触れてみてはいかが?【北海道ウォーカー】

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