毎年約20万人が訪れる江戸三大祭の1つ、浅草「三社祭」がいよいよ始まった。5/15(金)〜17(日)の3日間に渡り開催される都内最大級の祭は初日から多くの人でにぎわいを見せた。
初日の今日は13:00から浅草の芸妓などが登場する大行列が行われ、あでやかな衣装を身にまとった行列が町内を練り歩いた。さらに14:20からと15:00からは無形文化財「びんざさら舞奉納」なども社殿にて行われ、祭の初日を華やかに彩る。
記者は、たくさんの人で混み合う大行列のスタート地点、東京浅草組合から取材を開始。行列のスタートを今か今かと待つ多くの観衆に行列参加者も入り混じって、江戸の下町の盛り上がりを感じた。特に美しいのはやはり芸妓連。笑顔で静かに歩く様子は、初夏の暑さを感じさせないほどの涼やかさだ。オーストラリア出身で史上初の外国人芸妓・紗幸さんも参加し、多くの人が写真に収めていた。
5/16(土)10:00からは浅草神社の社殿で式典が、12:00からは44町会の神輿約100基が各町会を巡る「町内神輿連合渡御」が行われ、浅草エリアの随所で神輿を見ることができる。5/17(日)は浅草神社に3基ある本社神輿が各町を練り歩く「本社神輿各町渡御」が。クライマックスは20:00頃浅草神社で行われる宮入り。神輿に移御した神様が神社本殿に戻る「神霊返し」は境内で見学することはできないが、見る価値は存分にあり。雷門近くで待ち伏せするのがベストだ。
江戸っ子の熱い魂を感じさせる三社祭。夏の始まりに、思いっきり楽しんじゃって!【東京ウォーカー】