6月26日(金)、大阪市北区のアサヒラボ・ガーデンで、「アサヒ・アートフェスティバル2015」(略称:AAF)の記念イベントが開催された。
AAFは6月13日から10月12日(祝)まで、アサヒグループ本社ビル周辺と全国各地で開催中の催しで、全国で活躍する約20の市民グループやアートNPOとアサヒビール(株)が共同で行うアートイベント。市民が主体となって運営や企画をするフェスティバルで、02年から開催されており、アサヒビール(株)は特別協賛を行っている。会場は全国だけでなく、韓国やインドネシアにも広がる。
イベントの主体となるのは市民で、全国からアートプロジェクトを公募し、その中からAAFの理念に沿った、すぐれた団体を支援する。14年目を迎える今年は115件の応募があり、そのうちすぐれたアートプロジェクトを支援する」プロジェクト支援枠」に40団体、交流に主眼を置いた団体を支援する「ネットワーク支援枠」に20団体、合計60団体が参加している。
今回のイベントでは大阪市北区から「輪音プロジェクト」、京都府福知山市から「いろいろやってみる部」をはじめ6団体がプロジェクトの内容やその見どころなどについて紹介やパフォーマンスを行い、来場を訴えた。神奈川県小田原市の「来たるべき田楽研究会」は、参加者が自由に創作した田楽を披露する収穫祭を開き、民俗芸能と現代人の関係を模索するとしている。
AAFは10月12日(月)まで全国各地で開催中。詳細はAAFのウェブサイトで。