京都水族館(京都市下京区)に、ミナミアメリカオットセイの赤ちゃんが2頭誕生した。2013年の「ひいな」、2014年の「てまり」に続いて3年連続となり、同時期に2頭の誕生は今回が初となる。
6月11日に誕生した赤ちゃんは、体重が約4.43kg、体長が約40cmのメス。母親の「メアリー」に寄り添い、お乳を探す仕草がとてもキュート。
さらに、2014年に「ひいな」を生んだ経験がある「ラズ」は、6月21日にオスの赤ちゃんを出産。赤ちゃんは時折、鳴き声をあげながら、しっかりとお乳を飲んでスクスクと育っている。
ミナミアメリカオットセイは、南アメリカ大陸の太平洋沿岸ペルー中部からブラジル南部に生息。水上で毛の手入れをしたり、前肢で舵をとりながら水面で眠るなどの行動が特徴だ。
成長すると、オスの体長は約 1.5~2m、体重は約 120~200kgになる。メスは、体長は約 1.2~1.4m、体重は約 30~40kg の大きさになる。日本国内での飼育数は少なく、繁殖事例も多くないとのことなので、赤ちゃんの姿を見られるのはとても貴重なのだ。
現在は、母親が落ち着いて子育てに専念できるように、バックヤードで飼育している。順調に成長していることが確認できた段階で、一般公開や名前の募集を行う予定なので、その時を楽しみに待とう!【関西ウォーカー】