“キング・オブ・鉄道”をひた走る足立区の模型店

東京ウォーカー

1976年創業の「たきざわ模型店」は、地元はもちろん全国から鉄道ファンが集まる生粋の“鉄ショップ”。

購入時に商品を試走させ、動きを確認できる


入口のショーケースでひと際目を引くのが、同店の客で鉄道職員の模型ファンが作り、有名雑誌の表紙を飾ったジオラマ(非売品)だ。建物内部まで忠実に再現された精巧なジオラマに、入店前から早速、鉄道ファンは目が釘付けになるという。

店内にも、もちろんお宝が。他店ではなかなかお目にかかれないレアな完成品など、1/80のスケールの商品がズラリと並ぶ。

この道30年の店主・滝澤宏光さんいわく「模型の魅力は過去を再現できるところ。昔の車両は味があった」。

【写真を見る】「D-51半流(1次型)カンタム」(7万8,500円)。走行時に運転台が点灯して汽笛が鳴る仕掛けも


あの懐かしい車両も


その言葉通り、「デゴイチ」の愛称で親しまれた「D-51半流(1次型)カンタム」(7万8,500円)や、国鉄が製造した長距離の寝台列車「EF81 赤2号(ひさし付)」(2万2,800円)など往年の名機が、1/80のスケールで過去の面影を留めている。

同店では、キットを組み立てるための部品も販売し、購入前に商品を試走させて動きを確認することも可能。滝澤さんによる細やかなアフターフォローや、修理・カスタマイズ対応など手厚いサービスが受けられるのも、鉄道ファンが足しげく通う理由だ。【東京ウォーカー】

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