7月13日、AGF(味の素ゼネラルフーヅ)の新ブランドコーヒー「煎(せん)」と錦市場とのコラボ企画PRイベントが京都市内であり、2014年からAGFのCMに出演中のピース・又吉直樹さんが登場した。
今年秋に発売される「煎」は、焙煎方法や日本の水との相性など、「日本のおいしい」を徹底的に科学して完成したコーヒー。そのコーヒーを、京都の台所・錦市場を長きに渡って支えてきた湧水で特別にドリップし、イートイン機能も持つ京文化体験施設「京町家 錦上ル」で、オリジナルコーヒーとして提供するというのが今回のコラボ企画。7月14日(火)から10月31日(土)までの期間限定となる。
着物姿で登場した又吉さんは、「京都でも祇園花月で出番のときは、その合間に喫茶店に行きコーヒーを頂いてます」とコーヒー好きをアピール。また、「NSC生のとき、僕が携帯に知恩院のストラップをつけてて、それを見た綾部が『渋いの持ってるね。僕も知恩院好きや』と話しかけてきた。それから話しはじめるようになった」と京都との意外な縁も披露した。
近々発表になる芥川賞については「選んでもらえなかったシミュレーションを2,3日前からしてます」と笑いを誘ったあと「すごく好きな分野で選ばれたことはとても嬉しい。自分が読んでたすごい作家さんたちが僕の本を読んでいると思うと光栄。選ばれるかに対しては怖さもあるが楽しみでもある」と述べた。第153回芥川賞は7月16日(木)に発表される。
なお、「京町家 錦上ル」の二階には又吉さんが選んだオススメの本がメッセージとともに並べられており、もちろん芥川賞候補の又吉直樹著「火花」も。試し読みできるスペースが設けられているので、「日本のおいしいコーヒー」と又吉さんオススメ本を目当てに、一服しに行くのはいかが?
【取材・文=関西ウォーカー編集部】