東京・港区の六本木ヒルズ森タワー52階・森アーツセンターギャラリーでは、7月18日(土)から9月27日(日)まで、「機動戦士ガンダム展 THE ART OF GUNDAM」を開催する。
期間中はキャラクターやメカニックの原画など、約1000点の制作資料や作品が、映像や音響とともに展示される。
古谷徹も太鼓判!
展示に先がけた7月17日(金)、同会場で開かれた内覧会にアムロ・レイの声優を務めた古谷徹が登場した。
展示スペース冒頭にある特設シアターでは、作中に登場する宇宙戦艦「ホワイトベース」に乗り、アムロらと宇宙を舞台に戦う内容の映像を上映する。操舵室を模した観覧スペースから大気圏に突入する大迫力の映像を全身で味わうことができ、冒頭からガンダムワールド全開だ。古谷は「ここだけで入場料分の価値はある」と太鼓判を押す。
中盤では、アニメーション・ディレクターの安彦良和氏が描いたアムロやシャア・アズナブル、モビルスーツなどの原画や、物語の生みの親・富野喜幸総監督(現・富野由悠季氏)の企画段階のメモなど、メイキングの貴重な資料を公開。“アムロ・レイ”の初期設定が“本郷東(ホンゴウ アズマ)”だったということが分かると、「『アムロ、行きます』じゃなくて『本郷、行きます』じゃ締まらない」と名台詞を引き合いに笑いを誘った。
展示を締めくくるのは、モビルスーツ「RX-78-2」の頭部の等身大オブジェ「ガンダムヘッド」。シリーズ第1作の終盤でシャアに頭部を吹き飛ばされ、宇宙空間のどこかに漂着したという設定だ。幾多の戦いを経て傷ついたモビルスーツには哀愁が漂い、ファンならずとも必見のオブジェだ。
内覧会の最後には、古谷が「巨匠たちが奇跡的に集まった素晴らしい作品だった。今振り返ってみても当時の“熱”みたいなものを感じる」と、同展と作品を回顧。展示を通して、アニメ界に金字塔を打ち立てた当時を懐かしんでいる様子だった。
シャア専用の自動車も展示!
また、同展の開催に合わせて隣接のカフェ「ザ・サン」では、7月18日(土)から20日(月)にTOYOTAが“ジオン公国”とタッグを組んだ新型車「シャア専用オーリスIIコンセプト」を展示。ジオン公国のマークを基にしたエンブレムがボンネットに大きく入る、斬新なデザインが特徴だ。他にもシャア専用エアロパーツやマフラーなど、細部にもこだわりが見られるファン垂涎のコンセプトカーとなっている。
期間中は、館内で限定ガンプラなどを販売。往年のファン必見の「HGUC 1/144 RX-78-2ガンダム」(1300円)などもあり、充実の品ぞろえだ。
夏休みの六本木ヒルズで、心躍るガンダムの祭典をその目に焼き付けよう!【東京ウォーカー】