WEB連載「ポッター平井の激推しアイドル!」第109回は、「THE ポッシボー」改め「チャオ ベッラ チンクエッティ」。その名前は、イタリア語で“きれいなお嬢さん5人組”という意味。グループ結成9周年を前に改名を決意した諸塚香奈実・橋本愛奈・秋山ゆりか・岡田ロビン翔子・後藤夕貴の5人を、改名前の6月23日に直撃!彼女たちの本音に迫りました。
●春のライブツアーで新たな試みに挑戦!
今年4月から5月にかけて行われたライブツアーでは、<チェンジ>というテーマを掲げ、女性アイドル史上初(!?)のトランポリンを使ったパフォーマンスに挑戦! ロビンと後藤が秘めた才能を発揮しました。「ごとぅーは形がすごくキレイで、ロビンは高さがすごい!」(諸塚)。「スタッフさんから、本番でテンションが上がって事故でも起こったら大変だから7割ぐらいでやってって言われてたんですけど、大丈夫だろうと思って、12~13割ぐらいで跳んでました(笑)無事に生きて帰って来れて良かったです(笑)」(ロビン)。
ライブのセットリストも毎回変更。「前半は毎回ほとんど変えたので、私たちも本番中、テンパったり、次の曲は何だっけ?って思ったりとか、いろいろハプニングもあったんですけど、ファンの皆さんからのリクエスト曲を組み込んだりして、これまでにやったことのないライブの構成が出来たと思います。」(秋山)。
そして、ラストは全員ではなく一人で終わるという演出も画期的でした。「いつも、THE ポッシボーでした! ありがとうございました~! で、みんなでハケるのが定番だったんですけど、最後の最後に一人だけステージに残って、ファンの皆さんとゆっくり会話するっていう空間は初めてでした。オフ会みたいで、楽しかったです! 」(後藤)。
●「THE ポッシボー」から「チャオ ベッラ チンクエッティ」へ
2006年8月の結成から長年連れ添ってきたグループ名「THE ポッシボー」から「チャオ ベッラ チンクエッティ」への改名に踏み切った理由は?
「4月に事務所を移籍して、ツアーのテーマが<チェンジ>で、この夏10年目に突入するということで、何かがないと売れないなと(笑)。私たちがもっと走り続けて進化しないとやっていけない世界だと思ったので、改名を決めました。みんなで最初はLINEで、これどう?みたいな。花言葉とか、フランス語とか、候補がいっぱいあって。それからカフェで集まって、何回も打ち合わせをして、美しい女性になりたいという願いを込めて、この名前になりました。」(ロビン)。
取材時、略称について「いろんな意見があるんですけど、チャオベラか、チャオティか、どっちかに落ち着くんだろうなと思うんですけどね~。」(橋本)と語っていましたが、その後、「チャオベラ」に決定!
●事務所移籍&改名後第1弾トリプルA面シングルをリリース!
チャオベラになって初のシングル『表参道/二子玉川/Never Never Give Up』を7月8日にリリースしました。『表参道』は、誰もが一度は聴いたことがある名曲『オー・シャンゼリゼ』を、KANによる日本語詞でカバー!「表参道のイメージに合った、ちょうどいいテンポなので、リアルに表参道を歩きながらこの曲を聴いたら最高です!」(後藤)。
MVでは、まさに各メンバーが表参道を歩きながら、セルカ棒で自撮りしたシーンもありますが、「私とロビンが別々の方向から一周して帰って来るっていう撮影だったので、どこかで鉢合わせすると思ってたんですけど、会えずにゴール地点に着いて…。スタッフさんが、ロビンがいない! って慌ててました(笑)」(諸塚)。「道を間違えて、ガッツリ原宿まで歩いちゃった(笑)ひょっとしたら原宿の映像が入ってるかも(笑)」(ロビン)。
『二子玉川』は、「ポッシボー初の恋愛バラードです。失恋ソングなんですけど、前向きな強い女性の曲なので、勇気づけられたりする部分もあります。」(橋本)。
『Never Never Give Up』は、「久しぶりに、つんく♂さんに作詞をしていただきました。でも、その間もちゃんと私たちのことを見てくれていたことが伝わってくる歌詞で、今の私たちにすごく合ってるし、ストレートで熱いロックな曲です! 」(秋山)。
「今までオリコンの最高が4位なんですけど、その1つ上の3位を狙っていきたいので、熱い熱い応援をよろしくお願いします! 」と、改名後第1弾シングルに賭ける思いを語っていた彼女たち。その目標どおり、オリコンウィークリーランキングで初登場3位にランクイン!自己最高位を更新し、チャオベラとして絶好のスタートを切りました。
●結成9周年記念日にワンマンライブ! 目標は日本武道館!
結成9周年記念日の8月2日(日)は、新宿BLAZEでワンマンライブ!「解散の危機とかもあったんですけど、そこを乗り越えて、9周年を迎えられて嬉しいです。60曲以上あるので、当日のライブで歌う曲を選ぶのが大変なんですけど、よりすぐりの曲をたくさん歌って、これからもよろしくお願いします! という気持ちを伝えたいです。」(後藤)。
昨年11月の中野サンプラザ公演で、リーダーのロビンは「日本武道館でワンマンライブがしたい! 」と語りました。そして今、「少しずつなんですけど、着実に夢に近付いていると思うので、来年の10周年までには絶対やりたいなって思います! 」(ロビン)。
結成10周年の2016年8月2日(火)、“きれいなお嬢さん5人組”が、日本武道館のステージで、1万人のファンと一緒に、全力でバンザーイしている景色を観てみたい。
夢のしっぽはもう見えている。
【取材・文=ポッター平井】
【ポッター平井・プロフィール】
構成作家。1972年1月30日・大阪府豊中市出身。名前は、ラジオ番組でご一緒していた、ますだおかだの岡田さんに「ハリーポッターに似ている」と命名されたもの。MBSラジオ『NMB48のTEPPENラジオ』、大阪・ミナミ発のアイドルグループ「minAmin」などを担当。松田聖子さんの“輝き”に魅せられて以来、30年以上アイドルを応援し続ける<アイドル・サポーター>。