さくらももこ原作の人気アニメキャラクターがデザインされた「ちびまる子ちゃんラッピング電車」が、静岡鉄道清水線で運行されることが、7月21日(火)都内で発表された。運行期間は7月27日(月)から1年間。新静岡~新清水を1日13往復する。
今回の企画は、「ちびまる子ちゃんランド」を運営するドリームプラザと、静岡鉄道、静岡市の官民共同によるもの。通過圏となりがちな静岡市をいかに回遊してもらえるかと、数年前から話し合ってきた。
東南アジアで人気のちびまる子ちゃん。外国人観光客の増加に期待
ドリームプラザの大井一郎社長は「静岡空港にも13路線飛ぶようになり、最近急激に海外からのお客さんが増えたが、東京や関西など別の目的地への通過圏になりがちだった。(原作者の出身地である静岡市が舞台の)『ちびまる子ちゃん』は、我々にとって大きな誇り。国内だけでなく海外、とくに中国や台湾での人気も非常に高い。ラッピング電車をきっかけに、外国人観光客に静岡の魅力を知ってもらいたい」とインバウンド効果に大きな期待を寄せる。
年末の映画に合わせてグッズ販売にも意欲
静岡鉄道の北武忠鉄道部副部長も、「静岡には美保の松原や富士山など、魅力的な観光資源が多くある。これをきっかけに観光客の方にもっと静岡に来ていただき、より長く市内に滞留してほしい。今後は年末に公開予定の映画版「ちびまる子ちゃん」に合わせ、グッズやICカードなどのコラボグッズも販売していきたい」と意欲を見せる。
会見にはちびまる子ちゃんも登場!可愛らしいデザインをお披露目
会見にはちびまる子ちゃんも応援に駆け付け「まるちゃんの静岡音頭」を披露。最後に「ちびまる子ちゃんラッピング電車」のデザインが発表された。
静岡市は原作者・さくらももこ氏の出身地で、静岡鉄道は作中にも度々登場する。最近はアニメの聖地巡礼がブーム。まるちゃんが生まれ育った町を「ちびまる子ちゃん電車」に乗って巡ってみよう。【東海ウォーカー】