“黄金町”という名前だけで、何かマイナスイメージを抱いてしまう人もいるのではないだろうか? かつて違法な風俗店が軒を連ねていた黄金町はいま、住民たちの手によって“文化芸術のまち”に生まれ変わろうとしている。その再生計画のひとつとして9/11(木)〜11/30(日)に開催される「黄金町バザール」に先駆け、泉谷しげるが応援団長となって盛り上げる「黄金町完全無罪フェスティバル」が9/6にスタートした。事務所となるシネマ・ジャック&ベティで、泉谷しげるがテープカットを行い、幕開けを祝してライブも行われた。
泉谷は「横浜は子供のころから遊びにきていて好きな場所。今回、黄金町をキレイにしたい、なんとかしたい、という住民の気持ちに動かされた」ときっかけを述べ、「横浜が好きという気持ちは伝えられるけど、あくまでも自分は応援団。住民の人に盛り上がってもらって、住民による住民のためのものであってほしい」とフェスティバルの意義を語った。また、「横浜はみんな我が強いというか、侍もいるし、ふてくされている人もいる。そんな言うことを聞かない横浜であってほしい」と、横浜への思いも披露。彼なりの“愛”を感じる言葉だ。
11/30(日)までの期間中は、ことし5月にスタートした泉谷の全国規模ライブツアー「ロード・オブ・ライブ」を追ったドキュメンタリームービーの上映やライブ&トークイベント、泉谷の絵画展示、ナイトライブを実施。
ドキュメンタリームービー上映は10/11(土)〜17(金)、ライブ&トークは10/13(祝)・14(火)に、“ジャック&ベティ”にて行われる。料金は映画のみ(当日券)は一般1500円、大高1200円、小中シニア1000円、映画とトーク&ライブのセット券は一律3000円。セット券は、9/13(土)より劇場前売り、10/3(金)よりチケットぴあにて発売する。絵画は、大岡川沿いの「黄金町リバーサイド」の店舗を中心とした8店舗と“ジャック&ベティ”にて11/30(日)まで飾られる。また、10/17(金)には、「黄金町・大岡川ナイトライブ」も予定している。新たな黄金町の姿を確認しに出かけてみよう!【横浜ウォーカー/酒井青子】