築90年(1926年建築)の蔵を改装したレトロな喫茶店「喫茶 蔵」。地元住民の止まり木として癒しと安らぎを与えている隠れ家的なカフェだ。
たい焼きとコーヒーが人気
元は質店で、喫茶店として開業してからは29年の時が経つ。木造りの内装と丁寧に入れられたコーヒーが作るくつろぎ空間は、つい長居してしまう心地よさだ。
この店の人気メニューは、その場で焼いてくれる「たい焼きセット(コーヒー付)」(700円)。ぱりっとした薄皮に、しっぽまであんこがぎっしり詰まっている。焼きたてのたい焼きの甘味には、ほろ苦いコーヒーがよく似合う。
また、甘いものが苦手な人には、「ハムチーズたい焼きセット(コーヒー付)」(700円)や「ホットサンド(サラダ・コーヒー付)」(880円)なども用意している。
カウンターの向かいは、蔵を改装したテーブル席のフロア。重厚な木の床やレンガの壁と、オレンジ色のライティングは、大正時代にタイムスリップしたかのようなノスタルジックな雰囲気だ。
「豆はもちろん、器にもこだわっています。お客様の雰囲気に合ったカップで香り高いコーヒーを召し上がってください」(店主の大和田公子さん)。
下町散歩に疲れたら、レトロな空間でゆったり過ごしてみては。【東京ウォーカー】