堕天使まで登場する“学園モノ”喫茶とは

東京ウォーカー

“乙女ロード”や執事喫茶などを筆頭に、秋葉原に負けないサブカルチャーの震源地ともいえる池袋。この地に店員が学生服を着た“学生気分に戻れる喫茶店”があるという。早速その真偽を確かめに“聖地”へと向かった。

噂のそのお店の名は「サマー学園 クラス セラフィム」。店内は“学生机が並ぶ教室”という雰囲気で、学生服を着たスタッフが訪れる客を“クラスメイト”という設定で出迎えてくれる。日中は10〜20代を中心とした女性が数多く訪れるほか、バータイムとなる夜には20代のサラリーマンを中心ににぎわうという。

「最初にお店に入った時のお客様の感想は、教室を模しているためか“懐かしい〜”というのが大半です。男装の店員がいますので、“あの人カッコイイ!”と喜ぶ男装好きの女性もいらっしゃいますね」とは、男装が様になっている御前(みさき)ディオさん。なんでも以前は執事喫茶で働いていたが、コスプレ好きということで友人に誘われスタッフになったとか。

メニューの中で目についたのは、「学食セット」(1000円)と「お弁当」(1200円)という学園らしい項目。パスタなどにスープやデザートがつく「学食」に対し、「お弁当」は指名した“クラスメイト”(スタッフ)がお好みで作る料理。材料は様々でスタッフによっては「ごま塩弁当」ということもあるから、注文するには勇気が必要かも…。

6月からは店名の天使「セラフィム」にちなみ、なんとスタッフが“天使”と“堕天使”に分かれてクラス内で抗争を繰り広げるという。コレだけでは何のことかよくわからないが、要するに客にポイントカードを白と黒の2種類用意して、客をそれぞれ「天使側」「堕天使側」に引き込み、来場する度に加算されるポイント数を争うというもの。客はポイントが加算されるたびに階級が上がり、勝者側には特別にイベントも開催されるらしい。

「堕天使側は“7つの大罪”にちなみ、個性溢れるキャラクターを設定しています。天使側も含め、“お客様も参加できるカフェバー”として展開していく予定です」(堕天使側のリーダー・御崎さん)。

“天使と堕天使の養成学校”というコンセプトの下、学生生活以上にディープな世界観を前面に押し出す「クラス セラフィム」。アニメやゲームなどにある“学園モノ”の世界に浸りたくなったら、ぜひ足を運んでみては?【東京ウォーカー】

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