平安時代に貴族が別邸を構えたことで発展した嵐山で、星野リゾートが経営する名宿「星のや京都」。渡月橋から船に乗り、大堰川の上流、峡谷に沿うように建つ風情満点の宿だ。京都に息づく伝統的な手法と、斬新な発想により作られた空間は、千年の都が育んできた文化を堪能出来ると好評だ。
その「星のや京都」がこの秋「妙心寺で楽しむ月見の宴」を開催する。石田三成の菩提寺として知られる妙心寺壽聖院(じゅしょういん)で、月見の宴を楽しむ一夜のイベントだ。
妙心寺は、慶長4年(1599年)に石田三成が父・正継の菩提所として創建した、臨済宗妙心寺派の塔頭(たっちゅう)。普段は一般公開されない歴史的寺院で、月明かりの下での坐禅体験、月を愛でながらの 精進料理の夕食と、この季節ならではの贅沢な時間が過ごせる。
料理はミシュラン1つ星の精進料理店「阿じろ」の料理を用意。料理とともに三味線の音色も堪能できる。歴史的寺院で月を愛でながら 精進料理に舌鼓を打つ、古の都人に思いを馳せる特別な一夜を保証してくれる。【関西ウォーカー】