朝収穫した作物を午後に販売する「大熊農園直売所」。鮮度抜群の採れたて野菜が8~10品目並べられ、オープン前から人だかりができるほどの盛況ぶりだ。
夏は枝豆やトマト、キュウリにナス、オクラなど。冬はホウレン草や春菊、小松菜、ダイコンといった葉物を中心に数々の作物が販売される。
年間約40種の作物を栽培
「直売所では採れたて野菜を150円から揃えています。何もつけずにそのまま食べると、野菜本来の味が楽しめますよ」(オーナーの大熊貴司さん)。
大熊農園は年間約40種類の作物を畑とハウスの両方で栽培。青々とした香りが立ち込めるハウスでは、二重三重にしたビニールを使い厳密な温度調整が図られている。そのため野菜の成長を適切にコントロールでき、旬の時期よりひと足早く市場に出荷が可能。また目の最も細かいネットで害虫対策を徹底し、作物にストレスを与えない環境に整えていることも、スムーズな成長に欠かせない要因だ。
みずみずしい野菜は、自然の甘味が出た優しい味。その日の収穫量によって直売所に並ぶ品や数は変わるが、いつ訪れても新鮮な味が楽しめるのはうれしい。【東京ウォーカー】