8月23日(日)、神戸市の「ヒラタ学園神戸エアセンター」で、9月12日(土)公開の映画「天空の蜂」(松竹配給)の記者会見が行われ、江口洋介と本木雅弘がヘリコプターで会見場に降り立った。
「天空の蜂」は、東野圭吾原作の同名小説が原作。最新鋭の巨大ヘリコプター・ビッグBがジャックされ、原発がねらわれるというスリリングなクライムサスペンスだ。20年前の作品だが、現在を予見させるような内容。映像化は無理といわれていたが、堤幸彦監督がこれに挑んだ。江口洋介と本木雅弘は本作が初共演。
奪われたヘリコプターの設計士の湯原を演じる江口洋介は会見で「ヘリに乗って撮影を思い出した。撮影の時にはヘリから大きくのり出して手を出すというすごいアクションを演じ、かなり緊張した」と、ヘリのドアなし、スタントなしで臨んだ撮影のエピソードを披露。
原子力機器設計士・三島役の本木雅弘は「実は神戸にヘリで降り立ったのは31年ぶり」と明かす。「誰もご存じないと思いますが、実は私が3人のグループをしていた頃にデビュー3年目のイベントで神戸に降り立った」との言葉に江口洋介が「そのグループ、僕知ってますよ」と答え、笑いを誘った。
堤幸彦監督は「この作品は20年前に書かれた問題作。私たちも2年ぐらいの期間をかけ、チーム、スタッフ、二人を中心とするキャストが総力を挙げて挑んだ作品。飽きさせることのないエンタテインメントに仕上がった」と自信のほどを語った。
【取材・文=ライター 鳴川和代】