2015年住みたい街ランキングで4年連続総合1位に輝いた吉祥寺。その中心に位置する吉祥寺第一ホテルでは、創業77周年を記念して、創業当時から歴代のシェフに受け継がれた伝統の味を再現した「復刻メニュー」の販売を開始した。
「パティスリーアンフィニ」ではスイーツを提供
「パティスリーアンフィニ」では、「レモンシフォンパイ」(480円、ホール2700円)をはじめとした、古さを全く感じさせないスイーツが並ぶ。77年前の世相がいかばかりか想像するのは難しいが、現在でも一流の美味に驚くばかり。
香り豊かなレモンムースをパイで包み込み、”シフォン”(薄絹)にたとえた「レモンシフォンパイ」。生クリーム・レモンのムース・サクサクのパイの三重奏が楽しい。
「ジャーマンチーズケーキ」(480円)は、クリームチーズ、エダムチーズを使い仕上げた濃厚な口当たりの、スフレタイプのチーズケーキ。
「チェリーウィッチ」(130円、12個入り1600円)は、コンポートしたさくらんぼをリキュールでフランベし、バター風味豊かなサブレでサンド。発売以来大人気の、第一ホテルが誇るオリジナル菓子だ。
レストラン「アクアリウムラウンジ」は月替わりで復刻メニューが登場
またレストラン「アクアリウムラウンジ」では、月替わりで伝統の味を再現する。昭和33年のアジア競技大会の際、選手村でパキスタン選手からシェフが直伝された「パキスタンカレー」。あえてクリームソースでグラタン風に仕上げた、第一ホテルのスペシャリテ「ペスカトーレ」。そして、フランスの港町のドリアを復刻した定番メニュー「トロヴィール」を提供する。
9月に登場するのは、「パキスタンカレー」(2000円)だ。昭和33年に行われたアジア競技大会の際、選手村でパキスタン人のシェフから直々に教わり、受け継いできた本格カレー。独特の風味、もう一度味わいたくなる辛さ。
10月に登場するのは「ペスカトーレ」(2000円)は、第一ホテルで受け継がれてきたクリームソースのペスカトーレ。たっぷりの生クリームとチーズで味を整え、生たまごを落として焼き上げ、グラタン風に仕上げた。
77周年を祝し、一流の味を繋いできた先達に想いを馳せたい。【東京ウォーカー】