甘党ピラフに金箔コーヒー!名古屋喫茶“魅惑の世界”

東海ウォーカー

コーヒーを注文すればトーストやゆで卵が無料で付くモーニングなど、独自の文化が根付く名古屋の喫茶店。実はしっかりごはんが食べられる店が多く、オリジナリティあふれるメニュー展開がおもしろい。その中でも地元で有名な3店を紹介しよう。

まずは名古屋B級グルメの王様として名高い『喫茶マウンテン』(名古屋市昭和区)。小倉あんをのせたスパゲティなど奇抜なメニューで知られるこの店の今シーズンの新作は「ロバライス」(800円)。フルーツ入りのピラフという衝撃の一皿だ。一方、名古屋人のド定番と言えば、地下街をはじめチェーン展開している『コンパル』。名物エビフライサンド(890円)には、海老フライが3本も! そして忘れてならないのが喫茶店で定番の名古屋めし、アツアツの鉄板に卵焼きとイタリアンスパゲティがのった鉄板スパ。『マンゴ』(名古屋市中区)ではランチタイムなら350円で食べられるという激安ぶりだ。

また、ごはんメニューではないが、独自の路線をひた走る店も発見。『喫茶サマディ』(名古屋市昭和区)には純金箔入り珈琲(1800円)なるメニューが。その名の通り、純金の金箔がコーヒーが見えないくらいにカップの表面を覆っていてインパクトありすぎ。しかもフルーツと金箔をトッピングしたアイスクリームまでついてくる。いったい名古屋の喫茶店はどこへ行くのか…?今後も展開から目が離せない!

ちなみに、喫茶店文化がどれだけ名古屋に根付いているかは下記データでもしっかり実証されている。喫茶代の年間金額は3位の神戸市に2倍近くぶっちぎり、喫茶店の件数も3位の東京都を大きく引き離しているのは、さすが、喫茶天国・名古屋だ。【東海ウォーカー】

■喫茶代に使う年間金額が多いのは?

1位・岐阜市(1万4481円) 2位・名古屋市(1万3547円) 3位・神戸市(8368円) 4位・東京区部(7883円) 5位・川崎市(7413円) ※総務省統計局 家計調査より平成18年から3年間統計の1年あたりの平均(1世帯当たり)

■喫茶店の件数が多いのは?

1位・大阪府(1万1892店) 2位・愛知県(1万665店) 3位・東京都(7937店) 4位・兵庫県(6284店) 5位・岐阜県(3369店) ※総務省統計局 事業所・企業統計調査より平成18年年度

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