プジョー・シトロエンは、9月15日よりハイパフォーマンスクーペ「RCZ R Final Version」を限定30台で発売した。この車は2014年4月に限定150台で発売した「RCZ R」をチューンアップしたもの。価格は550万8000円。
チューンアップを担当したのは、同社のモータースポーツ部門「PEUGEOT SPORT」。かつて、F1や世界ラリー選手権など、世界最高峰の舞台で戦い高めた技術力で、優れたスポーツカーなどを生み出す専門部隊だ。
彼らが着手したのは、主にそのエンジンだ。F1に使用されるレベルのアルミ素材などを駆使し、プジョーの市販車における最高となる約170馬力を実現。1.6Lターボエンジン、6速MTを搭載し、パワフルなパフォーマンスが可能となった。また、二酸化炭素の排出量を7%低減し、“EURO6”の排出ガス規制に適応するなど、環境にも優しいパワートレインとなっている。
エンジンの他にも、様々なパーツにモータースポーツ用の技術が用いられている。足回りでは、高性能タイヤの19インチアロイホイールや380mm大径フロントブレーキディスクを装着するなど、走りの性能を極限まで追求。そして、車高をマイナス10mm、車重はマイナス10kgと軽量化にも成功した。
また、デザインにも要注目だ。カーボンルーフを追加装備し、フロントとリアに“R”エンブレムをあしらった。より一層、スポーティーな印象を与えるモデルとして進化を果たしている。
プジョーファンのみならずとも垂涎のスポーツカー。手に入れるチャンスは今しかない！【東京ウォーカー】