アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 大阪 2015」が、9月19日(土)にグランフロント大阪北館4Fナレッジキャピタルで開幕した。大阪では3回目の開催となり、全作品無料で上映される。
これは、6月に東京で開催された「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア 2015(SSFF&ASIA)」のコンペ部門で受賞した作品や、2015年の米アカデミー賞の短編実写部門で受賞した作品など、世界から厳選されたショートフィルム約80作品が上映される映画祭だ。1日に4つのプログラムが用意され、イタリア映画祭やイギリス特集など、さまざまなジャンルが揃う。なお、「SSFF&ASIA」は今年で17回目を迎え、その前身は、ショートフィルムを日本に紹介するため、俳優の別所哲也が1999年に立ち上げたもの。映画祭初日の19日(土)、第2部「スペシャルトークプログラム」に、その別所哲也が登場した。
「『ゴールデンウィーク』という言葉は、この時期にみんなが映画を見に行っていたことなどから付けられた名前。だから、ショートフィルムを見る時期は『シルバーウィーク』になればいいなと」と挨拶。また「(スクリーン上で遠くに聞こえる)赤ちゃんの声だったり、足音だったり、映っていないものを感じさせる映画が、よい評価につながるという認識が世界にはある。自分の心に残る作品の、(スクリーンに映っているものなのか、映っていないものなのか)どのあたりに引かれたのか見つけて貰えれば嬉しい」と、映画通のコメントで、観客を納得させていた。
会期は9月23日(祝)までで、鑑賞には事前予約が必要。ウェブサイトのみで予約を受け付けており、電話での予約は不可となっている。
【取材・文=関西ウォーカー編集部】