9月26日(土)、青山学院大学の学生グループ「青山BB(Beyond Borders)ラボ」によるシンポジウム「LGBTってなんだろう? Vol.7 渋谷から考える未来のカタチ」が、同大学青山キャンパス(東京都渋谷区)にて開催される。長谷部健・渋谷区長も登壇し、参加者とのパネルディスカッションも行われる。
青山BBラボは、2014年の4月から活動を開始。学生と社会人が手を組み、2020年オリンピック・パラリンピックの東京開催を視野に、誰もが居心地よく共に暮らし、多様性豊かな社会のあり方について模索している。今回のシンポジウムでは、アメリカのウェブアニメ「McTucky Fried High(マックタッキー・フライド・ハイ)」の日本語吹き替え版が上映される。食べ物をモチーフにしたキャラクターが登場し、彼らの高校生活を舞台に、LGBT(性的少数者)、人種や宗教など“他者と違うこと”を原因とする学校でのいじめをなくすことをテーマに作られた作品だ。
この日本語吹き替え版は、ラボのメンバーがクラウドファンディングで資金を集め、セリフの翻訳と吹き替えを他大学の学生や浪曲師と協力し、制作された特別なもの。携わった同大学の学生は、「アニメなら若い世代もなじみやすい。LGBTが特別な存在ではない社会になれば」と期待を寄せた。今回は、アニメ原作者で映像作家のロバート・カーニリアス氏も登壇。イギリスや英語圏でも話題となった本作の制作意図や、反響についても語られる。【東京ウォーカー】