開港祭も間近となった横浜新港ふ頭に、はるばるメキシコから3か月をかけて、帆船「クアウテモック」がやってきた! 入場チケット不要に無料で、船内を見学できるということで早速行って来た。
これは、横浜開港150周年記念テーマイベント「6月船舶一般公開」の一環として公開されているもので、日本・メキシコ友好400周年も記念したもの。6/1に来航の予定が早まり、5/28より公開がスタート。総トン数1800トン、全長91mもの「クアウテモック」は、アステカ帝国最後の皇帝の名前からその名を付けられたとのことで、横浜港に入港する初のメキシコ帆船なのだ。
実際に乗船してみると、以前体験入船した黒船よりも、お国柄もあるのかカラフルな印象を受けた。艦首やマスト、艦尾にかけて飾られた旗も印象的だ。メキシコ音楽が流れるなか、メキシコみやげの販売コーナーもあるなど和気藹々とした雰囲気。イケメンの乗組員が、階段などの段差の横に立ち、女性見学者をエスコートしてくれるなど、友好400周年の記念イベントらしさも随所に見受けられた。
その、「クアウテモック」と並んで姿を現したのが、海上自衛隊の護衛艦「しらゆき」。護衛艦の中を見学できる(しかも、こちらも無料!)というめったにない機会に、乗船まで1時間待ちも記録するなど大人気! 行列中も、乗組員が親切に「しらゆき」について解説してくれるので、待ち時間もあっという間。排水量2950トン、全長130メートルの艦体は重厚そのもので、哨戒ヘリコプターも搭載可能。対空・対艦も充実した多用な海上行動に対応できる海上自衛隊が誇る汎用型護衛艦なのだ。
階段を上り、甲板から見る横浜の景色はいままでに見たことのない最高の景色! 厳しい訓練を経ずにこのレア体験ができることはそうそうないので、ぜひこの機会を逃さずに!
「クアウテモック」「しらゆき」の一般公開は共に6/5(金)まで。それ以降も、東海大学海洋調査研修船「望星丸」(6/6(土)・7(日))、海洋研究開発機構支援母船「よこすか」・有人潜水調査船「しんかい6500」(6/13(土))などの一般公開も控えているので、6月の新港ふ頭から目が離せない!【横浜ウォーカー】