9月17日、「大人に愛されるスペシャリティ百貨店」をコンセプトにリモデルオープンした札幌三越。これにより、本館地下1階・2階の食品フロアや本館2階の婦人雑貨・婦人服フロアが新装。道内初出店が18店舗、札幌初出店が2店舗、百貨店初出店が4店舗、そして道内札幌三越限定ブランド7店舗が仲間入りした。
中でも注目は、魅力的な新店がそろい、品ぞろえも豊富になった本館地下1階・2階の食品フロア。「世界から日本から北海道の食生活を豊かにする銘品をあなたのもとへ」とのフロアコンセプトの下、日々の暮らしの品から贈答品まで、世界、日本が認めるブランドや専門性の高い商品をそろえる。
スイーツで道内初出店となるのは、まず「ジャン=ポール・エヴァン」。店内には、1粒から購入できるボンボンショコラをはじめ、色鮮やかなマカロン、限定発売のモンブランなどのケーキがズラリ。さらに、ガトーやショコラのドリンクが味わえる「バー ア ショコラ」も併設された。
伝統的なドイツ菓子を提供する「ホレンディッシェ・カカオシュトゥーベ」では、代表商品のバウムクーヘンやケーキなどが、スイーツ好きを魅了。プレゼントにも喜ばれそうな美しいパッケージデザインも特徴だ。
そして、おなじみ北海道の「きのとや」が手掛ける、東京都内で大人気「クロッカンシューザクザク」の焼き立てが食べられる専門店も初登場。その場で焼き上げる、アーモンドをちりばめたザクザク食感のシュー生地に、カスタードクリームを注文後に詰めて、できたての味を提供する。
その他、ザッハトルテやチョコレート菓子が自慢のウィーンの老舗「デメル」、近江から和菓子の名店「叶 匠壽庵」も道内初出店。「叶 匠壽庵」には、抹茶を味わえるイートインスペースも用意。
本館地下2階には、新しい形態の食のセレクトショップ「デザート・マリアージュ」が登場。全国各地の菓子とそれに合う日本茶やコーヒー、紅茶を提案するこのエリアでは、イートインできる「デザートカフェ」も新設。スイーツとお茶やコーヒーのおいしい組み合わせを、その場で楽しませてくれる。
フード類では、チーズ熟成士の最高位の称号を日本人で初めて取得した久田早苗さんによるフロマージュ専門店「フロマージュリーヒサダ」、日本では2号店となる、パリで人気の自然派ベーカリー「モワザン」も登場。
本館地下1階の「ダイニング・マリアージュ」では、全国各地の銘酒、ワイン、スパークリング、それに和惣菜や洋惣菜を取りそろえる。有料テイスティングカウンター「ダイニングバー」を併設し、お酒とおつまみのペアリングを提案していく。
イートインでは、本館地下2階の「アフタヌーンティー・ベイク&ティーラウンジ」も、道内では札幌三越限定で登場。ここでは、店内で焼き上げたパンを、サラダやパスタなどと共に好きなだけ味わえる他、デザートとしてのパンも楽しませてくれる。
食以外では、本館2階の婦人服・婦人服飾雑貨フロアにて、ビジネスやフォーマルの場にぴったりな「TIDY(きちんと感)」なアイテムから、遊び心があり休日や気取らないスタイルにチョイスしたい「EFFORTRESS(抜け感)」なアイテムを提案。この他、婦人靴、雑貨、トラベル用品が充実する本館3階、そして「美・健康・趣味・食」をキーワードにワークショップを行う本館10階の「マイ・カフェ」まで、多彩なコンテンツをラインアップ。
また、本館6階には専門知識やセンスを持つパーソナルコーディネーターがカラー診断の後、似合うアイテムを選んでくれる「マイクローゼット」(一般3240円、要予約)といったサービスも。
今回のリモデルで、品ぞろえの豊かさはもちろん、組み合わせの提案などにより、商品選びの楽しみがますます広がった同店。日常はもちろん、これからの年末年始など人が集まるパーティーシーズンまで、TPOに合わせて多彩なニーズに応えてくれそうだ。【北海道ウォーカー】