横浜開港150周年記念オリジナルショー「ヴィジョン!ヨコハマ」〜未来へ。そして紡いできたもの〜が、開港記念日を2日後に控えた5/31(日)、パシフィコ横浜国立大ホールで上演された。
天皇皇后両陛下をお迎えして開催された「横浜開港150周年記念式典」に加え、16:30〜と19:00〜の計3回の公演で、この1日のみのスペシャルなステージは、約500名の市民参加者をはじめとするこのショーに携わったすべての人の「横浜愛」に満ちたものに。
16:30開演の回では、トークゲストに大魔神・佐々木主浩が登場。ナビゲーターの谷原章介、飯島直子を相手に現役時代の横浜での思い出や行きつけの店などを語り、現在の横浜ベイスターズを叱咤激励する一幕もあった。
宮本亜門プロデューサー作・演出の「ヴィジョン!ヨコハマ」では、音や映像を駆使し、黒船来航で開国した後の横浜の歴史を紹介。関東大震災や横浜大空襲などの悲劇も体験しながら、現在の大都市・横浜へと成長してきたその歩みを展開する。草笛光子、五大路子といった大御所から、高田延彦、桜塚やっくんなどバラエティに富んだ出演者が、オーディションで選ばれた横浜市民出演者と共に熱演。「ブルーライト・ヨコハマ」「伊勢佐木町ブルース」といった横浜ゆかりの名曲メドレーは圧巻で、なかでも山崎まさよしの「One more time,One more chance」をソロで歌った少年の舞台度胸と歌唱力は感動を呼んだ。
ショーのフィナーレでは、「ゆず」がステージに登場。事前告知のなかった2人の歌声に客席を埋めた満員の観客から大歓声が飛んだ。2人は横浜開港150周年記念テーマソングである「みらい」と「WONDERFUL WORLD」を、出演者全員と合唱、大感動のフィナーレを迎えた。
開演前は、500名もの市民参加者がしっかりパフォーマンスできるのか不安視する声もあったが、パワーとエネルギーに満ちた堂々としたパフォーマンスを披露し、何より、このショーに参加できる喜びがどの出演者からも伝わってくるすばらしいステージとなった。今回のショーのほか、「開国博Y150」にも多くの市民が参加しているが、今後もこのようなイベントに多く期待したい。【横浜ウォーカー】