9月29日、梅田ブルク7(大阪市北区)で、映画「先輩と彼女」の先行上映会が行われ、同映画で高校1年生のヒロイン・都築りか(芳根京子)が恋する先輩・美野原圭吾役を演じた志尊淳(しそん じゅん)が登場。上映会前に、ハイタッチ会と舞台挨拶が行われた。
この映画は、全2巻で100万部を超える大ヒットとなった、南波あつこ原作コミック「先輩と彼女」の映画化。「甘い恋」夢見る主人公・都築りかだが、好きになった先輩には、好きな女性がいて…初めての片思いで知った嫉妬と絶望。そんな女子高生の甘くて切ない恋模様を描いた青春映画だ。
まずはファンとのハイタッチ会を開催。短い時間なのだが、志尊はファン一人一人の言葉を聞き逃さず、すべてに応えていた。志尊の気さくな一面が垣間見える同イベントだった。
次に舞台挨拶が行われた。間を置かずの再登場であったが、観客からは黄色い歓声が。志尊は「暖かく迎えいれてくれて安心しました」と挨拶した。司会者から「演じてみてどうでしたか?」の質問には、「みの先輩(美野原先輩)は、キラキラしていて、常にカッコいい。内面から出るカッコよさも演じなければならなかったので、プレッシャーでした。また、漫画のイメージを崩したくなかったので、少しでも気を遣いました。たとえば、(完璧なみの先輩は)シルエットも大事かなと思ったので、(富士山の麓(ふもと)など寒い場所での撮影もあったが、シルエットが見えるような撮影では)、インナーは着ないなど、心掛けていました。」と制作秘話を披露してくれた。また、撮影中に監督から"アゴクイ(あごをクイッと持ち上げる仕草)"を要求されたが、やり方がわからず、戸惑ったというエピソードも。それに対し「(プライベートで)アゴクイはしたりするんですか?」と司会者が質問すると「しません!今後もしません!」と答え、ファンを安心させていた。
終盤では「劇中で、みの先輩が発する『絶対後悔させないから』を観客のみなさんに向かってお願いします! 」と司会者から促された志尊。「やりましょう!」と快く応じ、「キュンキュンするラブストーリーに仕上がったんじゃないかな。応援隊として、いろんな方に広めて貰えればと思います。たくさんの人に届け。この映画を見て、ドン! 絶対後悔させないから」と、壁ドンまで加えるファンサービスで、舞台挨拶を締めくくった。
同映画は10月17日(土)より、大阪・梅田ブルク7ほかにて全国公開される。
【取材・文=関西ウォーカー編集部】