丸鶏ドーン! 韓国の最新鍋「タッカンマリ」がヒット中

東京ウォーカー

鍋の真ん中に丸鶏がドーン! 見た目のインパクトが強烈な鍋「タッカンマリ」が、都内コリアンタウンを中心に増殖中だ。

もとは韓国ソウルで生まれたばかりの新しい鍋。鶏のスープで煮込んだ、しっとりジューシーな1羽まるごとの鶏を、店の人にハサミでカットしてもらい、辛みそや醤油、酢、カラシなどを自分流にブレンドしたタレに付けて、熱辛ハフハフで食べるもの。 シンプルな鶏肉と、タレの辛さとの組み合わせが、思わずハマるおいしさなのだ。

ちょっと前までは韓国通の人たちの間でしか知られていなかったが、最近になってメニューに載せる店が増えている。チリトリ鍋やカムジャタンのように、今後、日本でも大ブレイク確実。

韓国の有名人が来日時にお忍びで来るという「まいうKOREA 赤坂店」(東京都港区)。タックハンマリ(4200円、4〜5人前)は鶏1羽、浅漬けキムチ、ニラ、キノコ、ネギなど野菜を山盛りに。タレは辛みそ、醤油、マスタードをブレンド。本場韓国の唐辛子が全体の味のアクセントになっている。

日本初・タッハンマリ鍋の専門店「ハンマリ家」(東京都港区)のタッハンマリ(3900円)は、生後30日未満のひな鶏のみを厳選し、70〜100羽を一度に煮て仕込む。追加トッピングで自家製コラーゲンボール(600円)を入れれば、翌朝の肌のハリが違うのを実感できる。

「網焼・炭火焼肉 そう」(東京都豊島区)は、大通りから1本奥に入った場所にある、隠れ家のような焼肉店。裏人気メニューがタッカンマリ(2980円、3〜4人前、要予約)で、鍋には野菜を入れず、シンプルに鶏とスープを味わうスタイル。自家製スープは味付けを特にしていないので、自分の器に盛ってから、塩・コショウ・醤油・辛みそでアレンジする。

韓国料理店「SIKDANG(シクタン)」(東京都新宿区)のタクハンマリ(3200円、3〜4人前)は煮えた鶏が柔らかで、ハサミを使わなくとも箸でほぐれてしまうほど。ジャガイモ原料の韓国うどんでしめる。

ちなみに店によって呼び名が違うが、これは韓国語の発音を日本語のカタカナにする際に多少の違いが生まれるため。アルファベットで書くと「Dak-Hanmali」となる。

辛みその唐辛子で体はポカポカ、鶏のコラーゲンでお肌はツルツル。ソウル発最新鍋を、さっそく食べに出かけよう。【東京ウォーカー】

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