伊豆シャボテン公園(静岡県伊東市)で10月8日、ブラジルバクの赤ちゃんが誕生した。母親の「コハル」と、父親の「ナニワ」との間に生まれ、性別はオス。名前はまだ決まっていない。現在、体長40cm、体高30cm、体重不明(おそらく6kg)で、母親のおっぱいを飲みながら、元気にすくすくと成長中だ。
ブラジルバクは、ブラジルなど南米を中心に、水辺のある森林や、湿原に生息している。妊娠期間は1年前後で、1回の妊娠で1頭を出産。半年ほど授乳をして育てる。今回「コハル」は、2013年に続く2度目の出産だという。
赤ちゃんには、横縞の模様があるのが特徴だ。これは半年から1年ほど経過すると自然に消え、成体と同じグレーの体毛になる。
環境に慣れるまで、赤ちゃんは飼育舎で過ごすことが多いものの、時折、母親に寄り添って展示場を散歩する姿が見学できるという。
同園では、この一家3頭のブラジルバクが仲良く暮らしている。秋の行楽シーズンに、かわいらしい赤ちゃんに会いに行ってみては。【東海ウォーカー】