夜の二条城に金魚が舞う!アートアクアリウム城出現

関西ウォーカー

2014年に、アートアクアリウム唯一の野外展示として初開催され、約30万人を魅了した“アートアクアリウム城”。2015年も京都の元離宮二条城で、「琳派400年記念祭 アートアクアリウム城~京都・金魚の舞~」として、10月23日(金)から12月14日(月)まで開催される。

京都初登場、巨大金魚鉢シリーズの「大奥」。多くの女性が美を競い合う豪華絢爛な世界が表現され、妖艶に泳ぎ回る金魚の美しさが際立つ


今回は、“REAL JAPANの再興と発信”がテーマで、展示作品もさらに進化。プロデューサーを務めるアートアクアリウムアーティスト、木村英智がデザイン・監修した屏風や水墨画、そして伝統工芸品が映像と融合。京都初登場の作品も数多く登場する。

【写真を見る】本物の金魚が琳派画を描く「琳派リウム」(京都初登場)。襖をモチーフにした幅3.6m高さ1.8mに、金魚が泳の動きに合わせて花や木々が描かれる


なかでも注目は、琳派400周年を記念した「琳派リウム」「ビョウブリウム」「ビョウブリウムII」「キモノリウム」「水中四季絵巻」の5大作品。最新の映像技術を用いて、泳ぐ金魚が襖に琳派画を描いたり、金魚が美しい着物の絵柄になったりと、幻想的な世界が広がる。

「ビョウブリウムII」(京都初登場)は、12面の屏風にプロジェクトマッピングによる花鳥風月に無数の金魚が悠然と艶やかに泳ぎ回る


二の丸御殿中庭では、古都の華やかな文化を表現した女形や芸妓によるパフォーマンス、「アートアクアリウム城特別公演金魚の舞」が楽しめるステージを設置。10月23日(金)~29日(木)と、11月12日(木)~12月14日(月)には、女形・荒城蘭太郎(こうじょうらんたろう)による舞を披露。また、10月30日(金)~11月11日(水)は、祇園の人気芸妓・佳つ智(かつとも)の格調高い京舞が楽しめる。

二の丸御殿中庭の特設舞台「水戯(すいぎ)の舞台」では、最新の技術と伝統芸が融合した、女形や芸妓によるパフォーマンスが披露される


さらに、台所前庭には京グルメが味わえる「夜祭BAR」(飲食代別途)が出現。齋藤酒造をはじめとした京都の名だたる5つの蔵元から、毎晩異なる日本酒を、京漬け物や京風おでんと共に味わえる。京の老舗ブランド、老松の生菓子や福寿園の金箔入り宇治抹茶なども用意される。

京グルメが味わえる「夜祭BAR」が台所前庭に出現。京都の名だたる蔵元の日本酒と京漬け物などが味わえる


秋の夜長に、普段は入場できない夜の二条城で、幻想的なアートから京グルメまで、存分に楽しめるスペシャルイベントをお見逃しなく!【関西ウォーカー】

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