新日本プロレスの看板レスラーとして活躍を続ける獣神サンダー・ライガー。世界中のプロレスファンを虜にするリング上での熱い戦いぶりに加え、最近ではバラエティ番組でのざっくばらんな“ぶっちゃけトーク”で、プロレスファン以外からの注目度も急上昇中だ。そんなライガーは、実は20年以上前から福岡県在住!11月30日(月)、12月1日(火)の福岡大会PRのために、福岡ウォーカー編集部を訪れ、独占インタビューに答えてくれた。
―そもそも福岡に移住されたきっかけは何だったんですか?
「子供を田舎で育てたいという希望があって、かみさんの実家でもある福岡に移ることにしたんです。それからもう20年以上!生まれ故郷の広島より長く住んでいますね」
―もう福岡暮らしも大ベテランですね!暮らしてみて福岡はどうですか?
「食事がうまい!ジムや道場などのトレーニング環境が整っている!街が小さくまとまっていて移動が便利!もう最高です。そして、釣りのポイントがたくさんあるってのも、釣り好きとしてはたまりませんね。下手でもよく釣れるし、魚種は豊富だし」
―年間どれくらい福岡暮らしなんですか?
「シリーズとシリーズの合間に帰る感じなので、月に10日から2週間くらいですかね。今年は忙しくて、月に1週間帰れるかどうかって感じです。最近は2、3日くらい帰れそうでも、かみさんから『飛行機代がもったいないから帰ってこなくていい!』って言われちゃうんです…」
―第2の故郷ともいえる福岡での試合は、声援も違いますか?
「そうですね。ファンの人は福岡在住って知ってくれている人が多いので、声援も多くてホームで戦っている雰囲気がします」
―なかでも福岡で忘れられない試合といえば?
「10年前くらいかな。邪道・外道組と抗争している時期で、試合中にマスクを破られて流血したんです。そしたらお客さんが怒って、邪道・外道選手にパンフレットを投げつけちゃって。係員が注意しに行ったら、そのお客さんがボクのかみさんだったという(笑)」
―それは忘れられませんね…。レスラーに人気の遠征地といえば、どこなんでしょう?福岡も人気ですか?
「福岡・札幌・大阪が、三大人気遠征地ですね。みんな試合後は夜の街に繰り出しています。ビッグマッチが組まれることの多い都市なので、終わってホッとするんでしょうね。ウチの真壁(=真壁刀義)は、女性の博多弁がツボみたい。『ライガーさん、博多弁の女性いいですよねぇ』って言われるんだけど、ボクは毎日かみさんの博多弁を聞いているから共感できないというか(笑)」
―今日はこの後、肉料理の店で4軒ロケをするんですが(福岡ウォーカー12月号に掲載)、ライガーさん肉は好きですか?他に好き嫌いって?
「肉、大好きです!仕事柄バランスの良い食事には気を使っていて、何でも食べるんですけど、ブロッコリーだけは見るのも嫌!海外修行中にチャイニーズのテイクアウトをよく食べていたんですけど、何を注文しても付け合わせにブロッコリーが入ってるんですよ。ブロッコリーって、どう料理しても主張してくるでしょ!毎日食べているうちに、その我の強さが苦手になってきて…」
―福岡に帰ってきてよく行くお店を、こっそり教えてもらえますか?
「屋台だと『しんきろう』、あと『ひょうたん寿司』も好きですね。カレーだと『ナーナック』、あと、焼き鳥の『いわた』。大丸の近くなんですが、ここの軟骨はもう最高!ぜひ食べてほしいです。福岡は本当に食べ物がリーズナブルでおいしくて、もう幸せです」
―「プ女子」(プロレス好きな女子)という言葉も生まれて、今、新日本プロレスは勢いに乗っていますが、会場の雰囲気も変わってきましたか?
「後楽園ホールなんて、お客さんの半分以上が女性ってことも珍しくないですからね。昔じゃ考えられないですよ。思い思いにファンの方が楽しんでいる雰囲気が伝わってくるので、うれしいですよね。8月にアメリカでWWE(世界最大のプロレス団体)のリングで戦ったんですが、超満員の熱気にしびれました。同じように日本全国の会場を超満員にすることが、これからの夢ですね」
―最後に11月30日(月)、12月1日(火)の試合に向けて、ファンにメッセージを
「プロレスを見たことがない人、テレビでしか見たことがない人、ぜひ一度会場に足を運んで、生の熱気を味わってほしいですね。プロレスって怖いイメージを持っている人もいるかもしれませんが、会場には女性も家族連れも多いので安心してください。エキサイティングな試合をお見せしますので、博多スターレーンで待っています!」【福岡ウォーカー】