10月30日(金)から一般公開が始まる「第44回東京モーターショー2015」。会場では各メーカーの、最新技術を駆使したクルマやコンセプトカーがお披露目されている。
そのモーターショーにおけるメルセデス・ベンツブースで注目の存在が、「Vision Tokyo」と新型「smart fortwo」「smart forfour」だ。
同社のコンセプトカー「Vision Tokyo」は、次世代のメガシティを想定して考案されると同時に、トレンドを生み出す都市である東京への賛辞として作られた。自動運転機能の完備、完全に統制された構造と未来志向のデザイン特性、そして室内空間が独特の先進的なクルマとなっている。
例えば、自動運転の際は半円状で5シートのリラックス空間だが、人が運転する場合は、ソファの進行方向側が運転席にトランスフォーム。同時に、ステアリングも待機ポジションから運転ポジションに変わる。
その思想の先には、クルマが将来“最先端のリビングスペース”に変化することを示そうとしている。すなわち、メガシティの喧騒の中でホッとできる場所を提供することが狙いだという。
一方で新型の「smart fortwo」「smart forfour」は、メルセデスの最先端技術を惜しみなく投入したシティ・コンパクト。前者は2人乗り、後者は4人乗り仕様となっており、「smart fortwo」は、限定車として発売される。
最小限のボディサイズに最大限の利便性、快適性、安全性、環境適合性を凝縮したマイクロコンパクトカーとして1998年にデビューしたスマートは、今日までに全世界累計販売台数150万台以上を記録。日本でも累計販売台数は3万台を超え、多くの支持を集めている。
エクステリアは従来のコンセプトを踏襲しているものの、エンジンに新開発1.0リッター直列3気筒自然吸気エンジンを搭載、スプリングストロークの拡大など、その他の面でさまざまなグレードアップを遂げている。
それ以外にもいくつものクルマを展示しているメルセデス・ベンツブース。一見の価値ありだ!【東京ウォーカー】