渋谷ファッションウィーク実行委員会は10月25日、渋谷の文化村通りで路上ファッションショー「SHIBUYA RUNWAY」を開催した。
これは、ファッションを通じて渋谷の魅力を発信していくキャンペーン「渋谷ファッションウイーク」一環の企画。渋谷のメインストリートのひとつである文化村通りにレッドカーペットを敷いて街をランウェイに見立て、“渋谷系”ファッションを紹介することで、街全体を盛り上げていくことを目的に行われた。ゲストに元ピチカート・ファイヴの野宮真貴を迎え、90年代の渋谷系サウンドが心地よく響くファッションショーを展開した。
ショーでは、新感覚の若手クリエイターを輩出するために立ち上げられたプロジェクト「東京ニューエイジ」による作品を紹介。また、キャンペーンに参加した各施設のショップ店員らも自らランウェイを歩き、渋谷ならではの“リアルクローズ”を披露した。
イベント終了後「あらためて、渋谷らしいイベントだと思った」と語る、渋谷ファッションウィーク実行委員会委員長の大西賢治氏。
「今回の趣旨は、渋谷の商業施設が一堂に会し、同じ舞台の上でみんなでイベントを運営することで、街の魅力を発信していくこと。初めての試みなので、見ていて本当に楽しめたし、素晴らしいイベントになったと思う」と手応えを語るとともに、「ファッションは自由で、ブランドによってコーディネートが違う。海外からの観光客も増えているので、今後もファッションの発信地として、“渋谷”というブランドの良さを伝えていきたい」と意気込んだ。
最後に、“大西氏にとっての渋谷とは?”の問いに、「僕でさえ、渋谷はまだ分からない(笑)。実際に渋谷を体験して、それぞれが自分に合った渋谷の楽しみ方を探してもらえればと思う」と笑顔を見せた。【東京ウォーカー】