90周年を迎える大井川鐵道の記念乗車券&カレンダー

東海ウォーカー

「きかんしゃトーマス号」でおなじみの大井川鐵道が、「大井川鐵道創立90周年記念乗車券」を発売した。

大井川上流部への発電所建設資材輸送と、木材の搬出を主目的に1925(大正14)年3月10日創立した同社。1931(昭和6)年12月1日、金谷~千頭の大井川本線が全通。1976(昭和51)年7月9日に大井川本線でSL列車の運転を復活。1990(平成2)年10月2日には大井川線に日本唯一のアプト式鉄道を開業させるなど、地域に欠かせない鉄道として、また観光路線として、ユニークな道を歩んできた。

2014年7月12日には、アジアで初めて、本物の蒸気機関車を使った「きかんしゃトーマス号」の運転に取り組むなど、常に新しい挑戦を続けている。

今回発売された乗車券は、90年の間に起こった節目のひとコマや、往年の名車たちの貴重な写真で構成され、鉄道ファンから歴史ファンまで、幅広い層が楽しめる構成になっている。発売は1000部限定。12月31日までの販売となる。

また、「2016年版大井川鐵道SLカレンダー」も発売中。今年は、やはり創立90周年を記念して実施した、写真コンテストの入賞作品6点を画像に採用した。雪景色、春の桜、新緑、夏の清流、秋の実りに紅葉等、季節によって表情を変える大井川沿線の風景と、蒸気機関車の競演が楽しめる内容になっている。【東海ウォーカー】

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