日産自動車は、11月8日(日)まで、東京ビッグサイトで開催中の第44回東京モーターショー2015において、次世代モデルのコンセプトカーを多数展示し、注目を集めている。
まず目を引くのは、「Nissan IDS Concept」。同社が2020年までに実用化を目指す自動運転技術を搭載した電気自動車(EV)で、人工知能(AI)がドライバーの好みやクセを学習。自動運転時であっても、加速やブレーキング、コーナリングなど、あらゆる場面においてドライバーの思いのままに動く。
さらに、クルマ全体がスクリーンとなってさまざまな映像を映し出すことができる軽自動車EV「TEATRO for DAYZ」も注目を集める。インパネは真っ白だが、そこに必要な計器や地図などが映し出され、配置や大きさなどを好みに合わせてアレンジ可能。また、エクステリアにはLEDスクリーンを搭載しており、車内だけでなく外でもアイデア次第でさまざまな楽しみ方を実現できる。
このほか、ハイブリッドEVシステムを搭載したクロスオーバーモデル「NISSAN GRIPZ CONCEPTシリーズ」や、PS3ソフト「グランツーリスモ6」に登場する「NISSAN CONCEPT 2020 VISION GRAN TURISMO」の新カラーモデルが展示されるなど、これから訪れる未来を先取りしたような世界が広がる日産ブース。今回の東京モーターショーの中でも、必見の一つと言えるだろう。【東京ウォーカー】