着せ替えサイトにハマる“着せ替え女子”の心理とは?

東京ウォーカー

“着せ替え”といえば、かつては人形での遊びだったが、今ではアバター(=もう1人の自分)の着せ替えにハマる女性が増えているという。

中でも、人気なのが「プーペガール」という着せ替えサイト。「プーペ」というウェブ上でのもう1人の自分を用い、好きな服や小物、髪型までも自由自在に楽しむもので、サービス開始2年にして会員数はなんと約38万人。しかも、ここ1年で320%も増加し、中には、1日に200回アクセスしてしまう人もいるというから驚きだ。

無料で遊べ、好きなブランドの情報もチェックできるというこの「プーペガール」。今までも“アバター”はあったけど、同サイトがこれほど受けている理由とは…? さっそく運営する「プーペガール」に聞いてみた。

「魅力は、『アイテム数の多さ』と、『細部にまでこだわったクオリティ』ですね。アイテム数は5000以上あり、重ね着もできるので、約38万人の会員様でも、同じ服装を見たことはほとんどないんです。また、サイト内では、『ルイ・ヴィトン』や『コーチ』、『ランコム』などの高級ブランドのアイテムを“身に着ける”ことができるんです。『ルイ・ヴィトン』のバッグはステッチの数まで現実のバッグと合わせていたりと細かいところまでこだわっているんですよ」

たしかに、“誰とも一緒ではない”や、“私らしいスタイル”に加えて、リアリティある高級ブランドを身に付けられるなんて、女子にとっては最高の環境かも…。一方、愛用者の多くは、「プーペガール」に“疑似体験”の楽しみを見出しているようだ。

「雑誌なんかで『この服着てみたい』とか『こんな髪型にしてみたい』と思っても、自分に似合わないだろうな…とあきらめてしまうことが多いんですが、『プーペガール』は“モデル体型の自分”なので、好きなミニスカートも履き放題なんです(笑)。また、買おうと思っていた洋服や、次にチャレンジしたい髪型をシュミレーションできるのが便利なんですよ」(20代女性)

どうやら「プーペガール」は、無料で、オシャレを試せるということもあり、一つの“ファッション考察の場”として重宝がられているようだ。加えて、サイトに集まる多くの女性のファッションを参考にできることも大きな魅力なのだろう。

今年生誕50年を迎える「バービー人形」や、250体の限定モデルに300人が行列をつくった「プライス人形」など、再びブームが来ている“着せ替え人形”。その中にあり、この「プーペガール」は、次世代の着せ替え人形として、確実に女性のココロを捉え始めているようだ。 【東京ウォーカー/安藤真梨】

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