年々盛り上がる東京タワー・イルミ
東京タワーがこの冬さらなる盛り上がりを見せている。毎年恒例となっている、正面玄関前のイルミネーションに加え、大展望台2階では、2014年の内容をさらにスケールアップさせた、日本初の360度3Dプロジェクションマッピングを展開中。さらに、大展望台1階ではサンリオのキャラクター「リトルツインスターズ(キキ&ララ)」と初のコラボレーションを実施している。
大迫力のプロジェクションマッピング
東京タワーを運営する日本電波塔の総合メディア部によると、展望台への来場者数は昨年と比較して11%増加(2015年11月30日時点)しており、特に夜間の来場客が増えているという。
「展望台では日本初となる、360度のプロジェクションマッピングが1番の目玉。開始直後から問い合わせも多く、インパクトある演出が好評です」(総合メディア部)と語ってくれた。
また、「3種類のイルミネーションと東京の夜景を900円の入場料で楽しめる点も、お得感があるのでは」(同)と、来場者が増えた背景を分析している。
「TOKYO TOWER CITY LIGHT FANTASIA」と題した、大展望台2階のプロジェクションマッピング。昨年は西側の一面のみを使用し、劇場型で行われていたが、今年は全面へと拡大。歩きながら鑑賞するスタイルに変更された。
縦4段に並ぶ窓ガラスの形状を生かし、上2段のみに特殊な透明フィルムを貼り、映像を投影。下2段の窓ガラスから見える実際の夜景の上に、映像が映し出される仕組みだ。低すぎず、高すぎない、地上から150mという高さもポイントの1つ。東京のビル群が立体的に見える高さを活用し、臨場感あふれる空間を作り出している。
40周年を迎えたキキ&ララと初コラボ!
一方、大展望台1階の「Kiki&Lala イルミネーション」では、キキ&ララのイメージカラーであるピンクとブルーのイルミネーションが、天井で鮮やかな光を放つ。1分間隔でピンクから青、2色が混ざった状態へと色が変化していく。窓ガラスにイルミネーションが映り込み、まるで東京の夜空にカラフルな星々がきらめいているかのようだ。
「2階のダイナミックなプロジェクションマッピングとは打って変わり、1つ階段を降りると、メルヘンチックな世界が待っています。それぞれ異なる雰囲気を楽しんでいただければ」(同)。澄んだ冬の空に映える東京の夜景と、光が織りなす幻想的なイルミネーションに、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。【東京ウォーカー】