等身大(よりややデカい)お坊さんのコンクリート人形が、野ざらしで100余体も!? ここは愛知県日進市にあり、親鸞聖人にまつわるエピソードを、コンクリートの人形でジオラマ風に再現した宗教テーマパーク「五色園」だ。
極彩色に彩られた人形は一体一体表情が異なり、躍動感あふれるポージングで個性を主張する。これがなんと昭和9年に作られたというから驚きだ。
園内の広さもハンパでなく、徒歩では回りきれないほど。車で移動しながらサファリパーク感覚で見学&参拝がかしこい方法だ。でも、やぶの中に隠れた人形もあるので、完全制覇はかなり高難度のスポットだ。
実はこの五色園、“東海珍名所の父”コンクリート造形師、故・浅野祥雲さんの初期の大傑作。関が原ウォーランド(岐阜県関ヶ原町)や桃太郎神社(愛知県犬山市)にある彼の晩年の作品と見比べてみるのもおすすめだ。【詳細は東海ウォーカー6/10発売号に掲載】