「2億円の金塊盗まれる!」と、展示されていたお宝を盗まれてしまい世間を騒がしたニュースを覚えているだろうか? 場所は岐阜県高山市にある飛騨大鍾乳洞&大橋コレクション館(入館料1000円)。その後、どうなったか知ってる?
実は、警備のゆるさを恥じるどころかちゃっかりウリにし、昨年無事金塊が戻ってきてからは堂々と目玉展示にしているという肝の据わりっぷりなのだ。“戻ってきた金塊展示中”という看板に象徴される堂々たる開き直りは拍手モノ。しかも100.5kgのうち戻ってきた71.7kgの金塊は、強奪犯によって小分けされたままの状態で、複製と並べて比較展示。こんなにバラバラになるのかと、ちょっと驚きだ。
ほかにも同館には創設者が片っ端から買い集めた骨董の数々で化石から古美術までジャンル不問の展示品がいっぱい。感想は「ほぉ〜へぇ〜」でOKの、万人に開かれた美術館は一見の価値アリ。【詳細は東海ウォーカー6/9発売号に掲載】