orange pekoe、6/24リリースの新作は“クリスタル運動”!?

関西ウォーカー

結成11年目を迎えたorange pekoeがまた新たな一歩を踏み出す6thアルバム『CRYSTALISMO』をリリース。

─フレッシュなパワーを感じさせるアルバムになりましたね。

藤本「今にも踊り出したくなる元気な音を作りたくなったんですよね。その気持ちをそのまま作品にぶつけたみたいな」

ナガシマ「新しいメンバーを迎えたというのもあるし、昨年ベスト盤を出してこれまでの自分達を見直す期間があったので、いろいろ考えつつ、また新しい一歩を踏み出したいという気持ちが今まで以上に強く出てきましたね」

─その中で今回は“70年代の音楽が持つ生演奏のグルーブ”にこだわったそうですが。

藤本「70年代の生演奏の音楽ってビートだけじゃなくて、そこにドキドキ感やワクワク感が詰まっている気がして……要は自分らが今聴きたいものを作りたかったみたいな(笑)。それを2人で結構話し合いましたね」

ナガシマ「それを今度はバンドメンバーに伝えながら演奏して。今までもそういう感じでやってきたんですけど、今回は「ここまでいきたい」っていうところを結構厳しく、しつこくやりました」

─ということは、バンドで演奏する前には歌詞の世界も見えている?

ナガシマ「そうなんですよ。曲をもらって書くときにすでに世界が見えていて、『どう表現したらこの世界が伝わるかな?』っていうふうに書くので、それがサウンドと繋がったときに『よしっ!』ってなるんです」

─ところで、アルバムタイトルの“クリスタリズモ”は実際にある言葉ですか?

ナガシマ「これは作りました。天然の輝きを持つ“クリスタル”と“リズモ”は運動とかムーブメントという意味があって、“クリスタル運動”なんです。“クリスタル”って自然の状態でキラキラしているじゃないですか。しかも、いろんな色があって、いろんな形があって。だから音楽とかリズムとか、それに人間もこれからもっと自然になっていった方が良いと私は思っていて。みんなが元気にキラキラしていく世の中になっていけたら良いなぁって。で、自分達の音楽も自然に返って、今の輝きを放てると良いなぁという気持ちを込めて『2009年は“クリスタル運動”だ!』って(笑)。そういう気持ちでやってます。これを今後も進めていきたいという意味では良い感じの新たな第一歩をこのアルバムで踏めたかなって」

藤本「すごく満足感がありますね」【関西ウォーカー】

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