「北野の天神さん」として長年親しまれている京都・北野天満宮で、伝統の「大福梅」と正月縁起物の授与が始まった。今年はパッケージデザインを一新し、贈り物にも好適な詰合せ袋も登場した。
正月縁起物の授与は、 正月支度を始めることから「事始め」と呼ばれる同日に、毎年行われる師走の恒例行事。北野天満宮の梅苑で実り、漬けられた梅干「大福梅」約3万袋に加え、屠蘇、祝箸、守護縄など4種類が用意されている。
2015年は、各授与品の包装を北野天満宮の紋である「星梅鉢」を配した、モダンかつ伝統的なデザインに一新。年末挨拶時の贈答品としての需要も高いことから、すべての授与品と清め塩を納めた、縁起物詰合せ袋「ことはじめセット」も新たに登場した。
正月用品を現代のライフスタイルに取り入れやすい形に進化させ、一年のうちでもっとも和の文化に触れる機会が多い新年に、しきたりやならわしといった伝統がもつ魅力の再発見を目指したという。
947年創建、学問の神様菅原道真を祀る北野天満宮。受験生はぜひ参拝に出かけたい。【関西ウォーカー】