渋谷区観光大使兼クリエイティブディレクターの小宮山雄飛です。
今回は渋谷で話題の施設、11月19日にオープンした渋谷モディ内のHMV&BOOKS TOKYOに、渋谷区観光大使である僕が“渋谷的視点で選ぶ”POPな書籍のコーナーを作りに行ってきました。
新たなブックストアということでワクワクして行ったのですが、そのセレクトと陳列の仕方が、それはもう秀逸なのです。例えば、僕の大好きなグルメ本ですが、通常のブックストアだったら、同じ食べ物というジャンルでも、グルメ漫画とレストランガイドブックとグルメのエッセイ本と、さらにレシピ本などは、全て違う場所に置いてあったわけですが、こちらでは、同じグルメという観点であれば、大体同じところにそろっている。
しかも、その選び方が、いちいち「分かってらっしゃる!」というツボを得たものなんです。単に同じジャンルということではなく、各コーナーのセレクターが自分のセンスでセレクトしているらしく、「この本好きな人はこういうのも好きでしょ」っていうのが本当、見事に選ばれています。
なので、好きな本が集まっているコーナーに出会うと「あ、ここのセレクトしてる人、絶対僕と気が合う!」とか思ってしまうのです。
下手すると「これってうちの本棚じゃないよね?」と思うくらい近いセンスのコーナーもあったりして、本が人を表すというか、人が本を表すというか、単に商品を陳列しているだけではない、人間味をあちこちに感じてしまいます。
それにしても渋谷のHMVといえば、もともと90年代の渋谷系ブームを作った伝説の店舗で、ホフディランもデビュー時からお世話になった超思い入れのあるお店です。そんなHMVが新たに渋谷で始めた店舗で「渋谷」をテーマに書籍コーナーを作れるなんて、本当に光栄です。
ということで、渋谷そのものの研究本はもちろん、渋谷っぽいルーツの音楽、さらには渋谷区生まれの僕の、ごくごく主観で選んだおすすめのPOPな本など、具体的に言ってみれば、“オザケン”から“とんかつDJアゲ太郎”まで、しっかり選んでおきました。
店内には、カフェコーナーや「シブヤコーラ」(450円)なんていうご当地ドリンクもあったりするので、渋谷のど真ん中でさらに濃い~渋谷を体験したい人は、ぜひぜひ僕のコーナーも含め、どっぷりと2015年最新の渋谷をHMV&BOOKSで堪能してみてください。
【東京ウォーカー/取材・文=小宮山雄飛】