スゴイ技術の結晶!“野球グラブみたいなバッグ”とは

東京ウォーカー

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ボディの中央にレザーが編まれた、まるで野球のグラブのようなバッグが話題を集めている。ブランド名は「HIKARU MATSUMURA THE UNIQUE-BAG」。イッセイ ミヤケの小物デザイナーとして活躍した、松村光さんにより2007年から始まった新たな試みだ。

元々は“ヨーロッパにはできないUNIQUEなバッグをつくろう”をコンセプトに始まった同ブランド。第1弾のテーマ「ベースボールグラブ」の作品が誕生するまで、いったいどんな経緯があったのだろうか?

松村さんはまず、全国のバッグ工場を回る旅からスタート。しかし元々、日本のバッグ作りはヨーロッパから来ているので、直球勝負ではなかなか超えることはできないと気づく。あちこと探した結果、たどり着いたのはなんとスポーツ関連の工場だったという。

「“世界の市場で勝てる”バッグ作りができる工場を探した結果、バッグ工場ではなく革製品を扱う工場に着目したんです。中でもスポーツ関連の工場は、バッグ工場にはない技術を沢山盛り込まれている、と分かりました」と松村さん。

その甲斐あって、第1弾の製作には、メジャーリーガー御用達の米国トップブランドの野球グラブを手がける大阪のファクトリーメーカーが全面協力。松村さん自身が「オブジェとしての造形美に興味があった」という野球グラブをモチーフに、パーツ数、工程数ともに通常の3倍にも及ぶ常識外れのバッグを生み出した。しかも型紙はすべて曲線というからスゴイ。

「グラブのパターンが全て曲線であるように、服もそうですが、身体に合わせようとするとフォルムは自然と曲線になります。だから美しいのです。本来バッグは書類や物に形が合わせられているので四角い直線のパターンが多い中、あえて身体に合わせた曲線にこだわりました」(松村さん)。

これまで同ブランドが展示販売を行う「期間限定フェア」は関西のみだったが、今回は東京都内にもお目見え。Idea Frames 表参道と伊勢丹新宿店で6/21(日)までフェアを開催。ほか、全国のビームス33店舗でも取扱う。

野球グラブ職人とバッグ職人のこだわりと技が結びつき、常識を超えて誕生したバッグの卓越したフォルム。ぜひ自分の目で確かめてみては? 【東京ウォーカー】

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