新年を間近に控え参拝客でにぎわう東京・浅草の浅草寺。その本堂のすぐ隣に、巨大鏡餅形の光るオブジェ「開運!巨大かがみもち」が登場し話題となっている。
高さ約4mという樹脂製のオブジェを作ったのは、農畜産業で日本の食文化を支えるJAグループ。鏡餅が供えられる台座には、新しいキャッチフレーズ「耕そう、大地と地域のみらい。」が掲げられ、新年の豊かな実りを祈願したものとなっている。
日が暮れて大晦日の境内が夕闇に包まれると、オブジェに明かりが灯り、本堂でお参りを済ませた大勢の参拝客が詰めかけ、「開運!巨大かがみもち」の前で記念撮影を楽しむ姿が見られた。
タイからの留学生という女性に巨大鏡餅の感想を尋ねると「最初は“なんて不思議な形なの!?”と驚きましたが、正月に作物の神様にお供えするものだと日本の友人から聞きました。タイではモチの粉を、タロイモの紫、カボチャの黄色、パンダンの葉の緑で色をつけ、小さく丸めてココナッツミルクに浮かべたスイーツ“ブアロイ”が有名ですが、今回は日本の伝統的な食文化を知るいい機会になりました」と話してくれた。
都内最古の寺である、壮麗な浅草寺と調和したこの不思議な縁起物の公開は1月7日(木)夕方まで。浅草寺と併せて“縁起物”にお参りして、今年一年の開運を祈願してはいかがだろうか。【東京ウォーカー】