ご当地おみやげカプセルフィギュア「フィギュアみやげ」シリーズを展開する雑貨メーカー・株式会社ケンエレファントが、大阪のさまざまな“名物”を精巧にフィギュア化した「大阪フィギュアみやげ」を発売。これを記念して、発売日の1月16日に、通天閣の近くにあるカフェ「Gallery Cafe *Kirin*」(大阪市浪速区)でイベントが開催された。
「大阪フィギュアみやげ」は、大阪城、たこ焼き、道頓堀、通天閣、大阪のおばちゃん、だるまの串カツ、ラムちゃん in 阪神ユニフォームの全7種あるカプセルフィギュア。精巧な食玩やミニチュア模型で知られている海洋堂が造形制作を担当。イベントには、海洋堂の名物社長の宮脇修一氏、通天閣観光の西上雅章社長、そして串かつだるまを経営する一門会の仲橋俊治社長室室長が出席。西上社長は「今年で60周年迎えた通天閣が、こういった機会に素晴らしいフィギュアを作っていただけて感謝している」と伝え、仲橋室長は「大阪城、通天閣といった大阪のシンボルと一緒にラインナップしてもらえて光栄です」と話した。それを受けて、宮脇社長は「大阪の子やったら誰もがドキドキした、通天閣と串カツをラインナップできてよかった。大阪での思い出を形にして、家にもって帰られる世界最高のお土産やと思います」と語った。
さらに、大阪に本社を置く海洋堂・宮脇社長と、大阪出身で“オタキング”としてオタク文化に造詣が深い作家・評論家の岡田斗司夫氏によるトークショーも開催。岡田氏は「東京でいえば『東京ばな奈』のように、実は『大阪みやげ』といわれるものがほとんどないので人気が出るのでは?」と評価。ほかにも、大阪で育った両氏から見た“大阪の街”、“大阪名物”についての話や、今回商品化にあたっての開発秘話、フィギュア業界の実状など、ここだけしか聞けないような、ぶっちゃけトークに花が咲き、満員の会場は爆笑の渦に!
最後に、今後の展望を聞かれた宮脇社長は、「宇宙ロケットから海底の探査艇まで、プラモデルの黄金時代だった頃に僕たちが欲しかったものを作っていきたい」と語り、その上で岡田氏は、「プラモデルで戦車が作られてきたのは、歴史としての事実をいかにして語る継ぐかが考えられている。僕たちが子供のころに見ていたような文化や歴史的な事実を、作り手として商品にしていく中で、語り継ぐ責任を果たしていってほしい」と想いを伝えた。
『大阪フィギュアみやげ』の価格は400円。キディランド梅田店、TSUTAYA EBISUBASHI、ドン・キホーテ各店など大阪府内限定で取り扱われる。
【取材・文=関西ウォーカー編集部 大西健斗】