“街プロ”(=街のプロ)に、“住みたい街”の条件や“住んでよかった街”を本音で語ってもらうインタビュー企画。
第2弾は、漫画「吉祥寺だけが住みたい街ですか?」をヤングマガジンサードで連載中の人気漫画家・マキヒロチさん。マキさんが実際に住んでよかった街を、働く女性目線で熱く語る!
頑張る女性が住むなら“気を許せる街”
住む街を選ぶ時に重視しているのは、“気を許せる街”かどうかです。自宅がある街ではプライベートな時間を過ごすことが多いので、なるべく知り合いに会いたくないんですよ。上下スウェット&スッピンで歩いていても平気な街だと最高です。それと、私は映画が好きなので、住んでいる街に映画館があったら便利だなと思います。
漫画を描くため、歩いて街をリサーチ
「吉祥寺だけが住みたい街ですか?」という漫画を描くにあたり、街に詳しい編集者と一緒にいろいろな街を歩いてリサーチしました。なかでも印象に残ったのが、錦糸町と雑司が谷です。
錦糸町はまったく知らない街だったので、すべてが新鮮で、発見する楽しみがあってよかったです。歩いていると、ブロックごとにスカイツリーが見えて、個人経営の飲食店も多くて、ワクワクしました。2年間くらいだったらぜひ住んでみたいですね。
雑司が谷は、まさに気が許せる街です。スウェットだろうがスッピンだろうがまったく問題にならない気楽さが街にあって、すごく好きになりました。
一番住み心地がよかったのは永福町
地元が近い吉祥寺がやはり落ち着く街ですが、自分が選んだなかで一番よかったのは永福町です。知り合いが住んでいなくて、交通アクセスがよくて、おいしいピザ屋さんがあって、住み心地がよかったですね。
その次は府中。駅前でなんでもそろうし、都心にも意外と近いんです。競馬をしない人でも東京競馬場をプラプラするだけで楽しめます。代々木上原も、渋谷が徒歩圏内で、お気に入りのスポーツジムもあったので気に入っていました。
たまには引っ越してみるのも悪くない
女性は住む場所を街(どんな街に住むか)で決めて、男性は家(どんな物件に住むか)で決めるという話を聞いて妙に納得したことがあります。
職場に近い、おいしい飲食店が多いなど、仕事を頑張る女性にとってどんな街に住むかは重要です。時には新しい街に引っ越して、新しい生活を手に入れてみるのも悪くないと思います。【東京ウォーカー】