書籍もバカ売れ!エステーのCMで話題の“鳥男”とは

東京ウォーカー

エステーの「消臭プラグ(R)」のCMに出てくる“鳥男”をご存知だろうか? プロレスやライブを見ている関根勤さんが大爆笑するCMに登場する、“黄色い鳥”の被り物とサングラス、スーツ姿という奇妙な男のことだ。

この“鳥男”の名前は「高田鳥場(たかだのとりば)」といい、エステーの“特命宣伝部長”なのだという。多方面で同社の宣伝活動をする傍ら、「高田鳥場とユカイな仲間たち」名義で本も出し、紀伊国屋書店新宿本店の「文庫・書籍ランキング」(5/18〜5/24)で、1位を獲得するなど、“飛ぶ鳥を落とす勢い”の人気者なのだ。

実は、この「高田鳥場」には、「エステーにいる本物の宣伝部長なのでは?」というウワサがある。それって本当? さっそく本人に直撃した。

「僕はあくまで“特命宣伝部長”なので…」と、言葉を濁す鳥場さん。「福岡県飯塚市フィラデルフィア生まれ、育ちは、エステーの本社所在地『高田馬場』と“言い張って”います。そういうキャラクターなので、お察しください」とのこと。

なるほど。そういう“設定”ということなんですね…。ならば「高田鳥場」が生まれたきっかけとは?

「これまでもエステーでは企画が面白いCMをたくさん作ってきたので、今回もより一層企画力のあるものを、と広告プランナーと相談したんです。その結果、“僕”が生まれました。企画書には『大型新人タレント』って、でかでかと書かれていましたね(笑)」

普段は、あの格好じゃないため、誰からも気づかれないという鳥場さんだが、「あの鳥の被り物は、かなり暑くてすぐ汗をかいちゃうんですよね…」と、一言。有名人というより、被り物ならではの苦労があるようだ。

「CMを見ていただければ分かると思いますが、『鳥場さん! すべってるね』とまわりの皆様からご指摘を受けてます。自分でもそう思いますが、気にしないようにしています。設定がスーパー・ウルトラ・ポジティブな性格なんですよ。こんな“鳥”ですが、日本の空気を変えることを夢見て活動できればと思っています」(高田鳥場)

意外に(?)、アツい思いがある鳥場さん。そんな“めげない”キャラクターも多くの人に愛されている理由なのだろう。ひょっとしたらエステー本社のある「高田馬場」で会えるかも知れない“大型新人(鳥?)”の活躍から、今後も目が離せなさそうだ。 【東京ウォーカー/安藤真梨】

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